屋久杉は1993年に世界遺産に登録された屋久島に自生する特別な杉で、屋久島の過酷な環境を数千年も生き抜く力を秘めたパワーウッドです。 この屋久杉は既に採取が終了しており、今ではとても希少価値の高い神秘な銘木となりました。
ペンジュラムはYes Noを判別する場合に使われる道具のひとつで、近年、ドラマ“ガリレオ”にも登場するなど、ペンジュラムは認知されてメジャーになってまいりました。 ペンジュラムの使用方法は下記のページをご覧ください。
今回、この屋久杉ペンジュラムの材料は、樹脂油分の多い油木と言う部分を使っています。この樹脂油分は屋久杉の高樹齢を支えた大切な要因で、香りの強い樹脂油が虫やカビから木を守ってきました。また、通常の仕上げにはニスやウレタン塗装を行い被膜を作りますが、今回は無塗装の磨き仕上げという、とても作業時間のかかる仕上げ方法を選びました。これは屋久杉本来の香りを楽しむ事を目的とし、また人工樹脂コーティングの被膜によるダウジング精度の低下を防ぐためです。無塗装磨き仕上げは使用経過によりさらに光沢が出て味わい深い風合いを醸し出します。
製作にあたり、金属チェーンやヒートンを使わず、強固な特殊繊維紐を使っています。石や金属のペンジュラムなら本体の重さが有るので良いのですが、軽量な木材に対し、チェーンは重くバランスが悪くなるのです。
この紐の取り付け部分は竹製で、弊社オリジナルの接合方法です。また接着剤など使用しておりませんので、紐が傷んだ場合は取り換え可能です。（加工費は￥1000です。弊社へご郵送下さい）
近年、材料の低品質化や中国での加工により屋久杉製品の安価で粗悪な物が出回る様になりましたが、このペンジュラムは材料から作りまで拘りぬいた一品です。是非、屋久杉の良さをお楽しみください。
